論文執筆
Hazmat 論文,第3章の残りと第4章を書き上げた.そこそこのペースだったが,第5章に取り掛かったところで集中力切れ.無念.
文系ゼミ.英語論文の読み方と探し方.PCとプロジェクタを用意しておくべきだったと猛省.読むプロセス,探すプロセスを実際に見せないと,単なる耳学問になってしまう.次回,少し時間をもらってもう一度やってみようか.
「何でも良いから1冊の本を読んで,それに関してA4用紙1~2枚で“何か”を書く」という課題を出した.ただし,今年度は「全てのセンテンスを箇条書きで書く」という条件を追加した.
INSTR2007の申し込み.支払い方法として credit card と by invoice の2つがあるのだが,card の情報を送付するための fax number がホームページ上に載ってない.なんだこりゃ.とりあえず,by invoice にしておいた.振込み期日が示されていないので,現地で OTC 払いにする予定.
午後は論文執筆.Hazmat 論文の第3章(1)まで.ペースが遅いな.
C6の文献ゼミ.データ分析の論文を嗜好する学生が多かった.理論モデルの論文を読んできた唯一の学生が女性だったことが意外だった(変な先入観・偏見を持っているつもりはないけど).勉強になった.
新歓コンパでは大爆笑した.
午前中にメール,連絡などの雑事を片付ける.合宿会場はどこにしようかなぁ…
午後から Hazmat 英語論文に手を付け始め,基本モデルまでを書き上げる.
夕方,M2 が就職活動の相談にやってきた.もともと作文が得意な学生だったのに,面接票を見ると「?」な文章が散見される.やはり不安や焦りは文章に表れるのか.
朝から夜まで,以下のような「時間のかからない仕事」に忙殺された.この程度の仕事に忙殺されるとは自分の仕事能力を疑ってしまうが,塵も積もると埃程度にはなるということか.
・各方面にメールで連絡を入れる
・科研の申請書と予算細目を作り,上司に相談する
・研究討論会の申請書に赤を入れる
・去年の卒業生が訪れたのでちょっと雑談
・他研究室の留学生に手許の文献のコピーを渡す
・土曜日の議事録と仕事分担一覧表を作る
まぁ,議事録(4時間分)と仕事一覧は,確かに time consuming ではあったか.
それにしても,先週木曜くらいから「まとめ」る仕事ばかりで,創造的仕事もそのための投資・勉強もしていない.罪悪感を感じる.
このブログは,原則,週末には更新しないつもり.
William Lam の講演を聴く.自家用車,バス,歩行を含んだ multimodal の利用者均衡配分を制約条件とした離散ネットワークデザイン問題.戦略対象となるブロックが5個あり,各ブロックごとに3種類の状態(歩道のみ,広い歩道+狭い車道,狭い歩道+広い車道)のいずれかを割り当てるから,上位問題の許容解は 3^5=243通り.LamはGA使ってheuristicに解いていたけど,この程度の規模なら,総当りでもチェックできるのではないかしら(1パターンの均衡状態の計算に5分かかるとしても,20時間ちょっとで全パタン調べつくせる).
COE関係のワークショップ.通常の議事録に加え,どの事業推進担当者がどのような仕事を分担するかの一覧表を作成することに.多人数が関わる大規模な仕事の段取りのつけ方を一つ勉強できた,と思う.
ワークショップ後,事業推進担当者1名を交えて若手ミーティング.ここ2~3日で自分の意見がフラフラ揺れてしまっている.自分の中の倫理・感情と建前・理性の不整合が原因だ.
二日酔いでスローペース.
校正サービス会社から「リーディング料」を算定し直した契約内容が送られてきた.
3割近く安くなってありがたい.
16:30頃に学生2名が25日ゼミ内容について相談に来た.
彼らの報告書を見ると「いろいろな」「様々な」という言葉が目立つ.
こうした言葉は,一見便利だけど,それこそ「色んな」意味に解釈でき,正確さに欠ける場合があるので,使うときには注意が必要だ.
文系ゼミは16人が参加.1コマで話せる内容は意外に少ない.
午後は会議でつぶれた.
会議の後,校正サービス会社から契約内容確認のメール.
参考資料に添付した論文の「リーディング料」が高額だったので,
「一部のみ参考にしてくれれば良い」とページを特定して返事待ち.
夜は COE の若手と懇親会.
成果として何を残すのか,OB&OG の意見を取り入れながら良いものにしていきたい.
午前中はC9全体ゼミ.新M1が卒論の内容を発表したのだが,新4回生の質問がすこぶる良かった.発表を聞いていて思ったのだが,確率的な「くじ」の選好における stochastic dominance の考え方と,時間信頼性の指標が整合的であるかどうかは議論した方がいい気がする.
午後は反論の続き.共著者からの意見を取り入れ,夕方に校正サービスへ出した.
夜,明日の「文系ゼミ」に向けての資料づくり.書き出してみると意外と時間がかかるもんだ.
反論を丁寧に書いていたら,あっという間にA4用紙3枚になってしまった.夕方に共著者と反論内容が正当かどうかを電話で打ち合わせ.その後,さらに修正を続けて帰宅.
書いているうちに,査読者も編集者も修正した論文を殆ど読んでいない(あるいは読んだとしても全く理解していない)のだと判明する.
それにしても,2年に及ぶ闘いにケリをつけるためだから仕方ないとはいえ,反論に丸一日を費やすとは何と非効率的なのだろう.
GLCP 論文の査読者への反論を開始している.この反論が査読者の手に直接渡ることはなく,最終決定権は編集者が持つものと想像される.そのため,「査読者のコメントは,いずれも,主観的であり,我々の論文の目的および貢献を誤解している」ことを論理的に説明する必要がある.怒りにまかせて書いてはいけないが,査読者のコメントが非常に乱暴かつ独善的なので腹は立つ.
午前中に英文査読を2本片付ける.1本は背景・目的・内容・結論を完全に理解でき,良いコメントを返せたと思う.もう1本は苦手な交通工学分野である上,参考文献が物理系に偏っており,当該分野の中での位置づけが見えずに苦しんだ.コメントもシステム制御理論の基礎知識的なものしか出来なかった.反省.
GLCP論文の査読結果が来た.査読者は
「計算手法の効率性は,必ず,他の手法と比較しなければ評価できない」
という誤った考え方に,依然,執着しているようだ.この査読者にかかっては,
「今まで解けなかった問題を解くことのできる新しい手法は常に効率的とはいえない」
ということになってしまう.そんなアホな.
とはいえ,これを攻略しなければ論文は載らないわけで.ううむ.
インド人留学生の時間信頼性の発表を聞く.以前から思うのだが,ネットワークの時間信頼性の指標というのは「誰が何に使うための指標なのか」と切り離して考えてはいけないのではないかしら.
辞令が下りた.所属は自然科学系先端融合研究環ではなく工学研究科.漢字11文字より5文字の方が楽で良いか.ちなみに,助教は英語表記では"Assistant Professor"となるらしい.
夕方,PortableApps にハマる.USB HDD + Portable Apps + TrueCrypt で security と portability を兼ね備えた free な仕事環境が構築できるかも.それが仕事の能率を上げるかどうかは個人の資質にかかってるわけだが.
INSTR2007 から acceptance の通知.ネットワークの信頼性との関係をもっと明確にするようにとの指摘.再投稿の締切は5月15日.
新入生ガイダンスの教職員紹介.場所が判らずウロウロしてた新入生さんと一緒にギリギリ遅刻.すいません.
某所から依頼された英語論文2編の査読.しっかり読み込まないといけないので,勉強になる.優れた研究者が優れた雑誌の editorial board になり,良い論文や的確な査読者を選ぶ選球眼を備え,優れた研究成果に結びつける,というビジネス(?)・モデルは効率的かも.今の自分では到底実行できそうにないけど.
査読者へのインセンティブとして,査読本数や時間効率性に応じて学会登録料割引 or 論文投稿料クーポン とかくれないかなぁ.電子投稿システムになったから実装も簡単だろうし.
査読中の日本語SDSO論文に関して共著者から電話.速やかに修正.週末寝かせて,来週頭には再投稿しよう.
朝から教室会議.新入生への配布資料に教職員の顔写真を載せるのは個人情報保護法違反?というか,この法律,どういう目的で誰の何を保護するもの?
COEのホームページを更新.今更ではあるが「今後の予定」などはブログではなく Google カレンダーなどで管理すべきだったか(言い訳:作成当初は無かったし).
そういえば教室の懇親会は割とフォーマルな会であることを思い出した.
行く前にスーツに着替えよう.
新4回生の配属が決まった.うちは6人応募してきて,4人採用.今年度はエントリーシートと面接での選考としたが,正直,選ぶ者・選ばれる者双方にとって,ここまで精神的苦痛を伴うものだとは思っていなかった.希望したにも関わらず配属されない学生の無念を考えると涙が出る.
投稿中の SDSO 論文に対する査読意見を反映させた論文と回答原案を共著者に送付.一日で出来たはずの仕事.新入生を迎える準備でバタバタしたからと言って,怠けてはいけない.
研究室紹介で20人くらい集まった.学生からの質問がすぐに出てこなかったこともあり,教員が喋る時間が圧倒的に長かった.
今更だけど,新4回生を迎える体勢はちゃんと整えておく必要があるなぁ.普段は学生にまかせておけばいいんだろうけど,今年のように修士に上がる学生が1人しか居ない年は,ある程度教員サイドで管理してあげた方がいいかもしれない.
まぁ,こういう制度的なものは何年かかけて自己創発的に固まるべきものなんだろうけどね.