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2009/08/19

不完全観測の下でのリアルオプション

投資前にはプロジェクトの価値を直接観測できないような状況で,観測情報からプロジェクト価値を推計しながら投資タイミングを選択するリアル・オプションを考える.具体的には,Shibata (2008)のモデル(プロジェクト価値が Ornstern-Uhlenbeck 過程に従う場合について,Kalman filtering しながらタイミング選択を行なう)をもう少しだけ一般化し,一般化相補性問題として解く.ポイントは,プロジェクト価値の条件付期待値と条件付分散が従うダイナミクスが closed-form で得られる点だ.理論的な部分は出来たので,あとは数値計算プログラムの開発と数値解析.

さて本日は IS の合格発表.本研究室への配属を強く希望される合格者の方は,早期内定制度をぜひご活用下さい.

参考文献:
Shibata, T., 2008, The impacts of uncertainties in a real options model under incomplete information, European Journal of Operational Research 187, 1368-1379.